横領した金を費消せずに、自宅に保管していた馬鹿。
通常の横領犯罪は、発覚を誤魔化す為に、罪を重ねる事が多いが
こいつは、その類とは、少々異なるようだが、横領と偽造と貯金が
趣味なのだろうか?それとも、只のアホか?
大阪・河内長野の生活保護費不正支出
河内長野市職員を逮捕 生活保護横領容疑、自宅に数千万円
毎日新聞 2013年10月22日 大阪朝刊
大阪府河内長野市の生活保護費の不正支出問題で、大阪府警は21日、生活保護費約400万円を着服したとして、市まちづくり推進室主査、宮本昌浩容疑者(43)=同府富田林市高辺台3=を業務上横領の疑いで逮捕した。府警は宮本容疑者の自宅から、カバンやビニール袋に小分けされた現金数千万円を押収した。不正支出の総額は約2億6600万円に上る可能性があり、府警は余罪や使途を追及する。【津久井達、遠藤浩二、近藤諭】
逮捕容疑は、生活保護を担当する生活福祉課にいた2010年5月〜11月、市の口座から生活保護費として約400万円を不正に引き出して着服したとしている。
捜査2課によると、宮本容疑者の複数の口座に多額の入金があった。また、不正支出した金は株などの金融商品の購入費にも充てていたとみられる。
宮本容疑者は容疑を認めた上で、「どれくらい着服したのか、整理しなければ自分でも分からない」などと供述しているという。
宮本容疑者は、生活保護費の加算分の申請書類や受給者の領収書を偽造して不正支出し、市役所内の現金自動受払機(ATM)から現金を引き出していたとみられる。市によると、09年1月〜11年3月、計約2億6600万円が約1300件に分けて不正支出されていた。
宮本容疑者の逮捕を受け、芝田啓治市長は「信頼を失墜させ、心からおわびします」とのコメントを出した。
◇深夜まで残業も
宮本容疑者は2001年から約10年間、生活保護を担当する生活福祉課に在籍し、生活保護行政のエキスパートだった。複数の同僚によると、口数は少ないが、正確な知識と的確な指示で、同僚や上司からの信頼は厚く、課内でリーダー的な存在だったという。
深夜まで1人で残業する姿もよく見られた。「遅くまでがんばるなあ」と声をかける同僚に、「自分しかできないことだから」と返すこともあった。この同僚は「不正のための作業だったのか……」と声を落とした。別の同僚は「派手に遊ぶとか、高い買い物をしたという話は聞いたことがない」と話した。
宮本容疑者と同じ団地に住む60代の女性は「休日に子どもさんと野球に行くなど、普通の仲の良い家族のご主人」。40代の女性は「小学校のPTA会長もしていたと思う。市の職員で、ちゃんとした方という印象だ」と驚いていた。
不正が発覚したきっかけは、生活保護費を巡る別の職員らの不祥事が相次いだことによる、初めての本格的な点検だったことが河内長野市への取材で分かった。市は長期間、生活保護費の支出の点検を怠り、不正の温床を作り出していた。
不正支出があったとされる約2年間、宮本容疑者の業務をチェックする職員や上司は皆無だったという。
しかも、宮本容疑者が11年4月に別の部署に異動後、後任が記録の上で元受給者1人に約5000万円も支出されているのに気付いたが、上司はシステム上のエラーと思い込み、約1年4カ月間、放置していた。
一方、12年4月、生活福祉課の別の男性職員が受給者に300万円以上を過払いしていたことが発覚した。さらに、不正受給者からの返還金が本来と異なる口座に入金される不適切処理も見つかった。
この二つの不祥事で、市は生活保護費の初の一斉点検に乗り出し同年8月に宮本容疑者の不正に気付いた。
大阪府高槻市では、担当課長が05〜10年の約5年間で約3000万円を不正支出したことが10年に発覚、詐欺罪に問われ実刑判決を受けた。河内長野市は、他の不正を教訓にすることもなかった。
大阪府河内長野市の職員による生活保護費の不正支出事件で、業務上横領容疑で逮捕された同市まちづくり推進室主査、宮本昌浩容疑者(43)=同府富田林市高辺台3=が、着服した金の大半を手つかずのまま保管していた疑いがあることが、捜査関係者への取材で分かった。一部を株式などに投資したほかは、自宅に隠すなどしてプールしていたという。事件後も賃貸住宅で暮らすなど質素な生活をしていたとされ、府警は動機の解明を急ぐ。
捜査関係者や河内長野市によると、宮本容疑者は生活保護費の加算分の申請書類や受給者の領収書を偽造するなどの手口で保護費を不正に引き出し、着服した疑いが持たれている。市によると、2009年1月〜11年3月、約2億6600万円が不正に引き出されていた。
府警は今月20日、宮本容疑者の自宅を家宅捜索し、袋に小分けして保管されていた現金数千万円を押収。複数の口座にも多額の金を預けていることを確認した。株式などに投資した形跡はあるが、車や不動産などへの散財は確認されておらず、動機面で不可解な点がある。捜査関係者によると、投資した金をそのまま回収できれば、着服したとみられる金の大半を弁済できる可能性があるという。
◇田村厚労相「内部チェックできる態勢を」
大阪府河内長野市の生活保護費を巡る不正支出事件で、担当の市職員が業務上横領容疑で逮捕されたことについて、田村憲久厚生労働相は22日の閣議後の記者会見で、「生活保護行政の信頼を根幹から揺るがす巨額な不正で、遺憾だ。自治体は内部チェックできる態勢を組んでほしい」と述べた。
生活保護費は国が国庫負担金として4分の3を支出しており、「不正な部分については返していただかないと困る」と返還を求める考えを示した。
府警は今月20日、宮本容疑者の自宅を家宅捜索し、袋に小分けして保管されていた現金数千万円を押収。複数の口座にも多額の金を預けていることを確認した。株式などに投資した形跡はあるが、車や不動産などへの散財は確認されておらず、動機面で不可解な点がある。捜査関係者によると、投資した金をそのまま回収できれば、着服したとみられる金の大半を弁済できる可能性があるという。
通常の横領犯罪は、発覚を誤魔化す為に、罪を重ねる事が多いが
こいつは、その類とは、少々異なるようだが、横領と偽造と貯金が
趣味なのだろうか?それとも、只のアホか?
大阪・河内長野の生活保護費不正支出
河内長野市職員を逮捕 生活保護横領容疑、自宅に数千万円
毎日新聞 2013年10月22日 大阪朝刊
大阪府河内長野市の生活保護費の不正支出問題で、大阪府警は21日、生活保護費約400万円を着服したとして、市まちづくり推進室主査、宮本昌浩容疑者(43)=同府富田林市高辺台3=を業務上横領の疑いで逮捕した。府警は宮本容疑者の自宅から、カバンやビニール袋に小分けされた現金数千万円を押収した。不正支出の総額は約2億6600万円に上る可能性があり、府警は余罪や使途を追及する。【津久井達、遠藤浩二、近藤諭】
逮捕容疑は、生活保護を担当する生活福祉課にいた2010年5月〜11月、市の口座から生活保護費として約400万円を不正に引き出して着服したとしている。
捜査2課によると、宮本容疑者の複数の口座に多額の入金があった。また、不正支出した金は株などの金融商品の購入費にも充てていたとみられる。
宮本容疑者は容疑を認めた上で、「どれくらい着服したのか、整理しなければ自分でも分からない」などと供述しているという。
宮本容疑者は、生活保護費の加算分の申請書類や受給者の領収書を偽造して不正支出し、市役所内の現金自動受払機(ATM)から現金を引き出していたとみられる。市によると、09年1月〜11年3月、計約2億6600万円が約1300件に分けて不正支出されていた。
宮本容疑者の逮捕を受け、芝田啓治市長は「信頼を失墜させ、心からおわびします」とのコメントを出した。
◇深夜まで残業も
宮本容疑者は2001年から約10年間、生活保護を担当する生活福祉課に在籍し、生活保護行政のエキスパートだった。複数の同僚によると、口数は少ないが、正確な知識と的確な指示で、同僚や上司からの信頼は厚く、課内でリーダー的な存在だったという。
深夜まで1人で残業する姿もよく見られた。「遅くまでがんばるなあ」と声をかける同僚に、「自分しかできないことだから」と返すこともあった。この同僚は「不正のための作業だったのか……」と声を落とした。別の同僚は「派手に遊ぶとか、高い買い物をしたという話は聞いたことがない」と話した。
宮本容疑者と同じ団地に住む60代の女性は「休日に子どもさんと野球に行くなど、普通の仲の良い家族のご主人」。40代の女性は「小学校のPTA会長もしていたと思う。市の職員で、ちゃんとした方という印象だ」と驚いていた。
不正が発覚したきっかけは、生活保護費を巡る別の職員らの不祥事が相次いだことによる、初めての本格的な点検だったことが河内長野市への取材で分かった。市は長期間、生活保護費の支出の点検を怠り、不正の温床を作り出していた。
不正支出があったとされる約2年間、宮本容疑者の業務をチェックする職員や上司は皆無だったという。
しかも、宮本容疑者が11年4月に別の部署に異動後、後任が記録の上で元受給者1人に約5000万円も支出されているのに気付いたが、上司はシステム上のエラーと思い込み、約1年4カ月間、放置していた。
一方、12年4月、生活福祉課の別の男性職員が受給者に300万円以上を過払いしていたことが発覚した。さらに、不正受給者からの返還金が本来と異なる口座に入金される不適切処理も見つかった。
この二つの不祥事で、市は生活保護費の初の一斉点検に乗り出し同年8月に宮本容疑者の不正に気付いた。
大阪府高槻市では、担当課長が05〜10年の約5年間で約3000万円を不正支出したことが10年に発覚、詐欺罪に問われ実刑判決を受けた。河内長野市は、他の不正を教訓にすることもなかった。
大阪府河内長野市の職員による生活保護費の不正支出事件で、業務上横領容疑で逮捕された同市まちづくり推進室主査、宮本昌浩容疑者(43)=同府富田林市高辺台3=が、着服した金の大半を手つかずのまま保管していた疑いがあることが、捜査関係者への取材で分かった。一部を株式などに投資したほかは、自宅に隠すなどしてプールしていたという。事件後も賃貸住宅で暮らすなど質素な生活をしていたとされ、府警は動機の解明を急ぐ。
捜査関係者や河内長野市によると、宮本容疑者は生活保護費の加算分の申請書類や受給者の領収書を偽造するなどの手口で保護費を不正に引き出し、着服した疑いが持たれている。市によると、2009年1月〜11年3月、約2億6600万円が不正に引き出されていた。
府警は今月20日、宮本容疑者の自宅を家宅捜索し、袋に小分けして保管されていた現金数千万円を押収。複数の口座にも多額の金を預けていることを確認した。株式などに投資した形跡はあるが、車や不動産などへの散財は確認されておらず、動機面で不可解な点がある。捜査関係者によると、投資した金をそのまま回収できれば、着服したとみられる金の大半を弁済できる可能性があるという。
◇田村厚労相「内部チェックできる態勢を」
大阪府河内長野市の生活保護費を巡る不正支出事件で、担当の市職員が業務上横領容疑で逮捕されたことについて、田村憲久厚生労働相は22日の閣議後の記者会見で、「生活保護行政の信頼を根幹から揺るがす巨額な不正で、遺憾だ。自治体は内部チェックできる態勢を組んでほしい」と述べた。
生活保護費は国が国庫負担金として4分の3を支出しており、「不正な部分については返していただかないと困る」と返還を求める考えを示した。
府警は今月20日、宮本容疑者の自宅を家宅捜索し、袋に小分けして保管されていた現金数千万円を押収。複数の口座にも多額の金を預けていることを確認した。株式などに投資した形跡はあるが、車や不動産などへの散財は確認されておらず、動機面で不可解な点がある。捜査関係者によると、投資した金をそのまま回収できれば、着服したとみられる金の大半を弁済できる可能性があるという。