2012年02月17日
 中小企業庁と中国経済産業局は2月17日、大創産業に対し下請代金の減額禁止に違反しているとして、公正取引委員会に対し措置請求を行った。
 大創産業は、日用雑貨等のプライベートブランド商品の製造を下請事業者178社に対し、歩引きとして下請代金を総額約2億7946万円減額していた。
2012年02月17日
 中小企業庁は17日、100円ショップを展開する大創産業(本社広島県東広島市)が商品の製造を委託している下請け業者に支払う代金を減らし、減額の禁止を定めた下請代金支払遅延等防止法に違反したとして、公正取引委員会に同日、是正措置を請求したと発表した。公取委は減額分の支払いなどを勧告する見通し。
 中企庁の調査によると、大創産業は「歩引き」と称し、代金を現金で払う場合は2~5%を下請け業者が負担するよう要請。2009年8月から10年8月にかけ、要請に応じた178社に対し、歩引き分を差し引いた金額しか払っていなかったとされる。減額した総額は約2億7946万円という。

 中小企業庁及び中国経済産業局は、株式会社大創産業(以下「大創産業」という。)に対し調査を行い、下請代金支払遅延等防止法第4条第1項第3号(下請代金の減額の禁止)の規定に違反する事実が認められたので、本日、中小企業庁長官は、公正取引委員会に対して、同法第6条に基づく措置請求を行いました。
1.関係人の概要
株式会社大創産業 広島県東広島市西条吉行東一丁目4番14号 代表取締役矢野 博丈

2.違反事実の概要
大創産業は、日用雑貨等のプライベートブランド商品の製造を下請事業者に委託しているところ、

(1)下請代金の支払について、現金により行うこととしている下請事業者に対し、「歩引き」と称して、下請代金の額に一定率を乗じて得た額を負担するよう要請し、この要請に応じた下請事業者について、平成21年8月から平成22年8月までの間、下請代金の額に一定率を乗じて得た額を、また、

(2)下請代金の支払について、5月及び10月は現金により、その他の月は手形の交付により行うこととしている下請事業者に対し、「歩引き」と称して、5月及び10月に支払うべき下請代金の額に一定率を乗じて得た額を負担するよう要請し、この要請に応じた下請事業者について、平成21年10月及び平成22年5月に、下請代金の額に一定率を乗じて得た額を、それぞれ差し引くことにより、下請事業者の責めに帰すべき理由がないのに、当該下請事業者に支払うべき下請代金の額を減じていた事実が確認されました(減額していた金額は、下請事業者178社に対して、総額約2億7,946万円)。

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