昨今、抽出方法が研究され、味わいも良くなって来た缶コーヒーを、インスタントと同じと称して貶す爺さんがいる。彼はまだ「缶コーヒーと言えばUCC」などと言われてた甘過ぎる三色ロング缶だけの頃しか知らないのかもしれない。精練されながら今も健在するあの3色缶は、実はコーヒーではなく、コーヒー牛乳である。だから発売当初から現在まで、その缶には「コーヒー」とも「コーヒー飲料」とも書かれずに「乳飲料」と書かれているはずだ。話が逸れたが、彼は、マイボトルに家で作ったレギュラーコーヒーを詰込んで持って毎日持って来る。「香りが段違いだ」と満足気な表情は、非常に滑稽である。こういう輩に「ブレンドは、サイフォンで入れるのが1番美味しいが我が家では仕方なくコーヒーメーカーで入れてる」とか言うのだろう。昔でいう純喫茶やコーヒー専門店がサイフォンを採用しているのは、美味しいからでは無い事を知らない訳だ。こういう頑固者に「コーヒーはネルですよ」と言うと「はぁ?なにそれ?」って顔になるだろう。ダイソーで買った安いだけの中国製の漂白ペーパーに水道水で濾されたレギュラーコーヒーを朝1番で詰込んで、夕方まで、チビリチビリと飲みながら通ぶってる荒井注もどきは想像以上に笑える。

「なんだ、馬鹿やろう...」

ara