生活保護、最多の158万世帯に 6月、厚労省調べ

 厚生労働省は4日、全国で生活保護を受給している世帯数が6月時点で158万3308世帯(前月比1242世帯増)となり、過去最多を更新したと発表した。受給者の人数は215万3122人(同694人減)だった。

 世帯別では65歳以上の高齢者世帯が71万2198世帯。働ける世代を含む「その他の世帯」が28万7804世帯、傷病者世帯が28万4632世帯-だった。厚労省は世帯数の増加は依然続いているものの「増加幅はリーマン・ショック前の水準まで落ち着いてきている」と分析。受給者数の減少については「経済の好転で失業率が改善していることなども影響した可能性がある」としている。産経新聞 9月4日(水)11時29分配信