闇銀行を営んだ疑いでベトナム人逮捕

 無免許で海外に送金する「地下銀行」を営んだとして、警視庁などは、ベトナム国籍の無職グエン・スアン・トゥアン容疑者(28)=東京都板橋区赤塚3丁目=を銀行法違反(無免許営業)の疑いで逮捕し、4日発表した。黙秘しているという。同庁などは、トゥアン容疑者のグループが約20億円を不正送金していたとみて調べている。

 組織犯罪対策1課によると、逮捕容疑は昨年3月ごろ、何者かと共謀して技能実習生のベトナム人男性2人から依頼を受けて、ベトナムにいる家族に計31万円を不正に送金したというもの。手数料は1件1千円ほどで、男性客らは「便利なので使った」などと話しているという。

 トゥアン容疑者は「ミンレー」と呼ばれるベトナムの地下送金グループのメンバー。同課は、グループが2016年1月以降、10口座を使って約1万3千件、計約20億円の不正送金を繰り返していたことを確認しているという。グループが、日本国内の貿易業者を介して現金を建設機械などに換えて輸出し、現地で再び換金するなどしていたとみている。

Firefoxの人気アドオン「Stylish」はユーザーのインターネット履歴をこっそり収集していた

Firefoxのアドオン機能である「Stylish」は、自分が運営するサイトでなくてもCSSを用いて自由にサイトデザインを変更できる拡張機能で、日々のブラウジングを快適にする拡張機能として人気を博していました。ところが、その裏でユーザーのインターネット履歴を収集していたことが判明し、Firefoxのアドオン一覧から削除されるという事態に発展しています。
セキュリティの専門家であるロバート・ヒートン氏はある日、Stylishの不審な挙動に気付き、何を実行しているのかを調査してみました。その結果、Stylishが全てのブラウジングデータを収集しており、企業のデータベースに送信していることが判明したとのこと。

Stylishは2017年1月、オリジナルの開発者からイスラエルのサイト分析企業SimilarWebに売却されており、その時に新たな利用規約として「Stylishの機能改善のために、非個人データのみを収集している」という文言が追加されました。ところが、ヒートン氏によると、Stylishが収集してSimilarWebに送信していたのは非個人的データにとどまらず、登録制のWEBサイトにログイン可能なトークン付きURLや、ブラウザのCookieといった情報まで含まれていたそうです。

トークン付きのURLや非常に長い特殊なURLは、そのURLを知っている人間だけがアクセス可能な状況を想定していますが、閲覧したURL自体がデータとして収集されてしまえば、誰でもURLから秘密のサイトへアクセス可能になってしまいます。ヒートン氏はSimilarWebが個人を特定可能なデータを販売しなくても、セキュリティの不備からSimilarWebに収集されたデータが外部に流出してしまう可能性もゼロではないと警鐘を鳴らしています。

ヒートン氏がStylishのデータ収集を告発した後、FirefoxはStylishをブロックリストに追加したことを明らかにしました。今後はFirefoxからアドオンとしてStylishを追加することはできず、現在Stylishを追加しているユーザーも自動でStylishが無効化され、利用できなくなります。

在仏の日本人ワイン農家夫婦に退去命令 「恥ずべき決定」に抗議の署名殺到

【AFP=時事】南仏で「傑出した」ワインを生産している日本人夫妻に強制退去命令が出され、フランスのワイン愛好家たちが処分取り消しを求めて立ち上がった。「正気とは思えない、ばかげた恥ずべき決定」に抗議する署名運動には既に4万2000人以上が賛同し、ワイン評論家やレストラン評論家たちも批判の声を上げている。
 退去命令を受けたのはショウジ・ヒロフミ(Hirofumi Shoji)さんと妻リエ(Rie Shoji)さん。南仏ルシヨン(Roussillon)のバニュルスシュルメール(Banyuls-sur-Mer)近郊で有機栽培したブドウを手摘みで収獲し、添加物を入れない自然派ワインを生産している。

 昨年初めて収獲したグレナッシュ種のブドウを使った赤ワイン「Pedres Blanques」は発売直後から非常に高い評価を受け、「世界のレストラン・ベスト50(World's 50 Best Restaurants)」で昨年3位にランクインしたスペインの「エル・セレール・デ・カン・ロカ(El Celler de Can Roca)」をはじめ、パリの有名高級レストランなどで提供されている。

 また、自然派ワインの愛好家からも注文が殺到し、昨年分の1万本は瞬く間に完売。発売時12ユーロ(約1500円)だった価格は26ユーロ(約3300円)まで跳ね上がった。

 ところが仏移民当局は、夫妻の収入額が滞在許可証の発給条件を満たしておらず、ワイン事業も「存続が不可能」だとして、2人に強制退去命令を出した。

 ヒロフミさんとリエさんは、それぞれ理想のワイン造りを夢見て2011年に渡仏。ブルゴーニュ(Burgundy)やボルドー(Bordeaux)の著名な醸造所で働きながらワイン造りを学ぶ中で出会い、結婚した。

 2016年に2人が購入したワイン農園はピレネー(Pyrenees)山脈が地中海に向かって落ち込む険しい土地に位置する。購入費用は10万ユーロ(約1300万円)を貯金から捻出し、さらに5万ユーロ(約650万円)を融資で賄った。

 しかし、2人が在留資格を「労働者」から「農家」に切り替えようと申請したところ、月収が2000ユーロ(約26万円)に満たないとの理由で移民当局から退去処分を言い渡された。ショウジさん夫妻の代理人を務める弁護士によると、「最初は当局側のミスだと思ったが、3日前に県当局が正式なものだと認めた」という。夫妻は代理人を通じて異議を申し立てている。

 代理人の弁護士は、夫妻の地元では他のワイン醸造家も「政府の助成を受けていてさえ平均月収は1000ユーロ(約13万円)未満だ」と指摘。こうした周囲のワイン農園と比較して2人はよくやっていると述べ、「夫妻のワインは大成功を収めていて、今年の生産分も既に75%が予約済みだ」と語った。

「ショウジさん夫妻の国外退去は、全ての人にとって大きな損失だ」。ルシヨンの中心都市ペルピニャン(Perpignan)のワイン見本市主催者、ジャン・レリティエ(Jean L'Heritier)氏は地元紙の取材にこう語り、他のワイン醸造家たちは「2人の育てるブドウの品質にも、日本人らしい完璧主義に支えられたワイン造りにも」感銘を受けていると話している。【翻訳編集】 AFPBB News

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